男性より女性のほうがむくみやすいのは筋量の違いだけではありません。実は女性ホルモンのバランスも関係しているのです。
生理の1週間前から生理中にかけて、女性ホルモンの影響で欠陥が広がり尿の量が減ります。このことにより、普段よりも体に水分を溜めこもうとする為、むくみやすくなるのです。
また、女性は皮下脂肪が多い為、冷えによる血行不良が起きやすくなるという影響もあります。
他にも、女性は低血圧の人が多く、男性よりも皮膚が柔らかい為、皮下組織の圧も低くなり水分を静脈へ戻しにくいという要因もむくみやすくさせています。
気になる方は着圧タイツや着圧ストッキングを使用してみてはいかがでしょうか。
妊娠時にはさらにむくみやすくなります。女性ホルモンの影響でナトリウムや水を体内に貯留しやすくなり、同時にお腹の中の赤ちゃんの成長に伴い体重が増えることにより、物理的に足の静脈を圧迫し足の血液が心臓に戻りにくくなるためです。
妊娠中はホルモンの影響で気持ちが敏感になっており、少しむくんだだけでも気になるかもしれません。しかしそれは、身体が赤ちゃんを育んでいる証拠です。出産後には自然と治るので、極度な運動やサプリメントの服用、衣服による締め付けなどはせずに、クッションなどを利用し足を少しだけ高い位置に上げたり、ふくらはぎのマッサージをして筋ポンプ作用を補助をしてあげましょう。食事では塩分を控えることが重要です。